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Association for Sakhalin & Karafuto History


サハリン樺太史研究会

刊行物

サハリン・樺太史研究 第1集
サハリンの植民の歴史的経験―2008年5月サハリン大学国際シンポジウム報告集―
松井憲明・天野尚樹 編訳
(2010年7月31日)
ここからダウンロードできます(PDF:3.2MB)

―目次―

まえがき―日本の読者の皆さんに(ミハイル・ヴィソーコフ)

I.ロシア人と日本人―サハリン・樺太植民の最も有効なモデルの探求
サハリンの植民の歴史的経験―総括と教訓(ミハイノル・ヴィソーコフ)
「植民」の概念とサハリン州の歴史へのその応用(ヴィクトル・シチェグローフ)
20世紀の日本における樺太論の展開(三木理史)
日本人樺太植民者の政治的帰属(塩出浩之)

II.民族的、地域的アイデンティティの探求
19世紀後半〜20世紀初頭のサハリンにおけるロシア人の適応過程―自然的・気候的要因の影響(イリーナ・イーシチェンコ)
20世紀初頭ロシア社会の意識における植民地サハリンのイメージ(ナターリヤ・ポターポヴァ)
1930年代の「サハリン的」文学のイデオロギー的財貨(エレーナ・イコンニコヴァ)
樺太の食料問題におけるアイデンティティと独自主義(中山大将)
城下町としての豊原―豊原は本当に「小札幌」だったのか(井澗裕)
『サハリン州』百科事典の基本理念の問題に寄せて(アレクサンドノレ・コスターノフ)

III.植民の外交面と軍事面
樺太における終戦(白木沢旭児)
国立サハリン州文書館所蔵の戦後サハリン・千島史と日露関係史の文書資料(ラリーサ・ドラグノーヴァ)
日露関係の見通し―ロシア極東地方の見方(アレクサンドル・コニコーフ)
日露関のピザなし交流の歴史から(タチヤアナ・プルッサコーヴァ)

IV.サハリン・樺太植民の経済面と人口面
19世紀末ロシアの定期刊行物に見るサハリンの石油問題(エレーナ・リシーツィナ)
サハリン石炭開発はなぜ成功しなかったのか―北東アジア海域における石炭交易(天野尚樹)
戦前期樺太における商工業者の実像―豊原商工会議所の活動を中心に(竹野学)
ロシア極東地方の国立文書館所蔵の日本利権事業史関係文書資料(ガリーナ・シャールクス)
サハリンにおける多国籍企業の活動(エヴゲーニー・ヴィーゴロフ)
ポスト・ソ連期のサハリン州における人口論的過程(ガリーナ・コヴァリョーヴァ)

V.少数民族と植民
19〜20世紀におけるサハリン先住民の世界観の変容(アンドレイ・メニャーシェフ)
戦前期の樺太(サハリン)在住朝鮮人に関する日本での研究動向(宮本正明)
サハリン・千島の開拓の歴史的経験と朝鮮人の軌跡(アナトーリー・クージン)

VI.サハリンの植民における教会の役割
サハリンの植民における宗教―問題提起(マリーヤ・セルジューク)
現代ロシア極東地方におけるキリスト教宗教教育施設(オクサーナ・フェジールコ)
サハリン州のロシア正教会―復活の開始、1989〜93年(エレーナ・ナザーロヴァ)


編訳者あとがき(松井憲明・天野尚樹)
報告者一覧


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