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Association for Sakhalin & Karafuto History


サハリン樺太史研究会

研究会履歴

第1回例会
2008年7月19日(北海道大学)
会の運営等についての協議

第2回例会
2008年8月19日(北海道大学)
ミハイル・ヴィソコフ(サハリン国立大学) ロシア史における「植民」概念
中山大将(京都大学) 大戦間期の樺太森林資源開発をめぐる半プロレタリア世帯の活動
天野尚樹(北海道大学) 1880年代初頭のサハリン:I. ポリャコフ、A. ニコリスキーの地理調査を手がかりに

第3回例会
2008年11月1日(北海道大学)
原暉之(北海道情報大学) 北樺太保障占領(1920‐1925)の関連資料について
白木沢旭児(北海道大学) 北樺太保障占領関連アジア歴史資料センター資料について

第4回例会
2008年12月27日(北海道大学)
井澗裕(北海道大学) サハリンでの樺太期建築に関するシンポジウムについて
田村将人(北海道開拓記念館) ウラジオストクでの文書館調査について
中山大将(北海道大学) サハリンでの文書館調査について

第5回例会
2009年3月7日(北海道大学)
尾形芳秀(樺太豊原会) 豊原旧市街の白系ロシア人について

第6回例会(第1回総会)
2009年5月16日(北海道大学)
板橋政樹(日本ユーラシア協会北海道連合会) 1905年、サハリン戦における住民の「追放」について
天野尚樹(北海道情報大学) 見捨てられた島での戦争:帝国統治の限界と辺境の犠牲

第1回合同研究会
第1回科研「19〜20世紀北東アジア史のなかのサハリン・樺太」合同研究会
2009年8月8〜9日(小樽商科大学サテライト教室)
今西一(小樽商科大学) 国内植民地論について
三木理史(奈良大学) 第二次世界大戦末期樺太の炭鉱廃止と従業員転換
石川亮太(佐賀大学) 日本植民地の通貨・金融改革―朝鮮の場合
ミハイル・ヴィソコフ(サハリン国立大学) サハリン植民史における囚人労働と自由民労働

第7回例会
2009年10月24日(北海道大学)
植田展大(北海道大学) 1930年代樺太漁業の実態分析:鰊漁業を中心として
田村将人(北海道開拓記念館) 2009年度調査報告ウラジオストク編:ロシア極東国立文書館での文書調査
井澗裕(北海道大学) 2009年度調査報告韓国・サハリン編

第8回例会
2009年11月9日(北海道大学)
加藤絢子(九州大学) 日本統治下のサハリン少数民族―植民地における異民族政策の事例として―

第9回例会・第2回合同研究会
2009年12月20日(北海道大学)

第2回科研「19〜20世紀北東アジア史のなかのサハリン・樺太」合同研究会
塩出浩之(琉球大学) 日本領樺太の形成:制度と統治
神長英輔(新潟国際大学) 「北洋」物語の克服:生態史としてのサハリン漁業史
白木沢旭児(北海道大学) 北海道、樺太地域経済の展開:その「外地性」の経済的意義

第11回例会
2010年2月6日(北海道大学)

共催:グローバルCOE「境界研究の拠点形成―スラブ・ユーラシアと世界」
越野剛(北海道大学) 初期ソ連文学におけるサハリン島:流刑制度の記憶 
原暉之(北海道情報大学) 日露戦争後ロシア領サハリンの再定義

*告知ポスターはこちらから閲覧できます(PDF:95KB)。

第12回例会(第2回総会)
2010年5月22日(北海道大学)
共催:グローバルCOE「境界研究の拠点形成―スラブ・ユーラシアと世界」

竹野学(札幌医科大学) 第二次大戦後樺太からの引揚1945〜1949年
シュラトフ・ヤロスラヴ(東京大学) ポーツマス講和会議におけるサハリン問題

*告知ポスターはこちらから閲覧できます(PDF:327KB)。

第13回例会
2010年7月31日(北海道大学)
白木沢旭児(北海道大学) 日本における間島問題および在満朝鮮人研究の動向
朴仁哲(北海道大学) 東アジアの知の共同空間の構築についての一考察:朝鮮人満州移民一世と移民三世との対話をめぐって
DVD鑑賞『小熊秀雄とサハリン』

国際シンポジウム
2010年10月9・10日
国際シンポジウム「ロシアと日本の研究者の目からみる日露戦争サハリン戦の歴史」
主催:科研「国境の植民地サハリン(樺太)島の近代史:戦争・国家・地域」
共催:小樽商科大学、科研「19〜20世紀北東アジア史のなかのサハリン」、北海道大学スラブ研究センター、サハリン・樺太史研究会

第1日 10月9日(北海道大学)
第1セッション:研究の立脚点
アレクサンドル・コスタノフ(サハリン州公文書管理局長) 日露戦争とサハリン戦に関するロシア国内文書館の歴史史料:時空間の詳説
ミハイル・ヴィソコフ(サハリン国立大学ロシア史講座教授) 1904〜1905年の露日戦争サハリン戦に関するロシアの史学史
討論者:原暉之

第2セッション:戦争と産業
ガリーナ・シャルクス(サハリン国立大学ロシア史講座主任、准教授) 北サハリン鉱業の発展史から(1906年から1914年まで)
討論者:神長英輔

第2日 10月10日(小樽商科大学札幌サテライト校)
第3セッション:戦争と住民
マリーナ・イシチェンコ(サハリン国立大学世界史講座准教授) 日露戦争期とその後のサハリン住民ナターリヤ・ポタポヴァ(サハリン国立大学世界史講座主任、准教授) 日露戦争下および戦後サハリンにおけるロシア正教会
討論者:板橋政樹、天野尚樹

エクスカーション:月形町月形博物館、新十津川町開拓記念館

*告知ポスターはこちらから閲覧できます(PDF:430KB)。

第14回例会(北海道大学)
2010年12月18日(北海道大学)
井竿富雄(山口県立大学) 尼港事件・保障占領と「救恤」政策
竹野学(札幌医科大学) 保障占領期北樺太に関する基礎的研究
中山大将(京都大学) 南北樺太林業史研究の現状と展望
ミハイル・ヴィソコフ(サハリン国立大学) 日本占領期(1920〜1925年)北サハリン史に関するソビエト史学史

第15回例会(北海道大学)
2011年2月19日(北海道大学)
今西一(小樽商科大学)   サハリン・樺太の朝鮮人
三木理史(奈良大学)    帝国日本における樺太の「孤島化」と朝鮮人
天野尚樹(北海道情報大学) 個別的愛民主義の帝国:戦後ソ連のサハリン・朝鮮人統治1945〜1949年

*告知ポスターはこちらから閲覧できます(PDF:316KB)。

第16回例会(北海道大学)
2011年5月28日(北海道大学)
菊池俊彦  サハリン古代史の研究:私とサハリンの関わり
倉田有佳  ビリチとサハリン島:元流刑囚漁業家にとっての日露戦争


第17回例会(北海道大学)
2011年7月16日(北海道大学
ブル・ジョナサン(北海道大学大学院法学研究科) 「GHQの引揚「物語」と樺太の引揚者」
山田祥子(北海道大学大学院文学研究科) 「サハリン先住民言語調査体験レポート(2010.4-2011.3):ウイルタの現在」
パイチャゼ・スヴェトラナ(北海道大学メディアコミュニケーション研究院) 「サハリン帰国者のアイデンティティと教育の問題」

主催
科研基盤研究(B)「北海道多文化共生におけるサハリンからの移住者の役割」、サハリン・樺太史研究会


国際シンポジウム「海峡をまたぐ歴史」
第1日 2011日8月27日(土)
13:30〜13:40 開会
13:40〜14:40 基調講演
小林侃四郎(稚内カラフト会会長) 
「回想・樺太からの引揚」
ミハイル・ヴィソーコフ(サハリン国立大学)
「サハリンにおけるペレストロイカ、そのサハリン史研究に果たした役割」
司会:岩本和久(稚内北星学園大学)

14:40〜17:10 第1部 海馬島(モネロン島)の歴史
山田伸一(北海道立開拓記念館) 
「日露戦争前後の海馬島(モネロン島)」
イーゴリ・サマーリン(サハリン州文化局) 
「日本北進の歴史におけるモネロン島」
司会:井澗裕(北海道大学)
討論者:神長英輔(新潟国際情報大学)

17:30〜19:00 レセプション(会場:稚内グランドホテル)

第2日 2011年8月28日(日)
9:00〜12:30 第2部 海峡をまたぐ歴史
アレクサンドル・コスタノフ(サハリン州文書管理局) 
「1920年尼港事件:悲劇か、それとも計画された煽動か」
マリーナ・グリジャーエヴァ(サハリン州文書管理局) 
「北サハリンにおける権力と社会(1917〜1920年代初頭)」
池田裕子(稚内北星学園大学) 
「皇太子の樺太行啓、1925年」
司会:天野尚樹(北海道情報大学)
討論者:原暉之(北海道大学)

12:30〜13:30 昼食

13:30〜16:00 第3部 地域をつなぐ歴史
ミハイル・ヴィソーコフ(サハリン国立大学) 
「サハリン・ロシア極東・北海道を結ぶ郵便と電信、19世紀後半〜20世紀初頭」
白木沢旭児(北海道大学) 
「戦前樺太と道北の地域経済」
司会:今西一(小樽商科大学)
討論者:三木理史(奈良大学)

16:00〜16:30 総括討論 司会:岩本和久(稚内北星学園大学)

使用言語:日本語・ロシア語(通訳付き)
主催:稚内北星学園大学
共催:北海道大学GCOEプログラム「境界研究の拠点形成」
後援:稚内市、猿払村、サハリン・樺太史研究会

*告知ポスターはこちらから閲覧できます(PDF:2.3MB)。

第18回例会(北海道大学)
2011年11月5日
(北海道大学文系6番教室(軍艦講堂1階))

浅野豊美(中京大学)「日ソ関係をめぐる後藤新平と幣原喜重郎」
(杉田光行編『1920年代の日本と国際関係−混沌を越えて「新しい秩序」へ』春風社、2011年所収)

池田裕子(稚内北星学園大学)「皇太子の樺太行啓」


第19回例会(北海道大学・小樽商科大学札幌サテライト教室)
サハリン樺太史研究会 第19回研究会
シンポジウム「帝国日本研究の方法と課題」

第1日 2011年12月17日(北海道大学文系6番教室)

14:00〜14:15 開会
主催者挨拶 今西一(小樽商科大学)

14:15〜15:45 報告1
石原俊(明治学院大学)
「小笠原諸島・硫黄島(火山列島)と帝国日本:移動民・入植民から難民へ」(仮題)
コメンテーター 佐藤由紀(早稲田大学)
司会 天野尚樹(北海道情報大学)

15:45〜16:00 休憩

16:00〜17:30 報告2
塩出浩之(琉球大学)
「ヒトの移動とコロニアリズム:帝国日本を中心に」(仮題)
コメンテーター 広瀬玲子(北海道情報大学)
司会 白木沢旭児(北海道大学)

18:00〜 懇親会

第2日 2011年12月18日(小樽商科大学札幌サテライト教室)

10:00〜11:30 報告3
與那覇潤(愛知県立大学)
「荒れ野の六十年(1894-1953):東アジアの『長い近代』と帝国日本」(仮題)
コメンテーター 三木聡(北海道大学)
司会 三木理史(奈良大学)

11:30〜12:30 総括討論
司会 今西一(小樽商科大学)

12:30〜13:30 昼食

13:30〜15:00 原暉之編『日露戦争とサハリン島』書評会

主催:科研「19〜20世紀北東アジアのなかのサハリン・樺太」
共催:北海道大学GCOE「境界研究の拠点形成」
後援:サハリン・樺太史研究会、科研「国境の植民地サハリン(樺太)島の近代史:戦争・国家・地域」


第20回例会
2012年3月24日(土)小樽商科大学札幌サテライト教室
14:00〜15:10 報告1
デイヴィッド・ハウエル(ハーバード大学)
「アメリカにおける日本研究の趨勢」(日本語)

15:10〜15:20 休憩

15:20〜16:30 報告2
エレーナ・イコンニコヴァ(サハリン国立大学)
「K・Kh・ランツベルグ:歴史と文学的リアル(ロシア語)」

16:30〜16:40 休憩

16:40〜17:50 報告3
ナターリア・ポタポヴァ(サハリン国立大学)
「サハリン州における福音主義教会伝道使節1920〜1925年」(ロシア語)

18:30〜 懇親会

※報告2と報告3は、報告テキストの日本語訳あり。また質疑応答は通訳付き。


*告知ポスターはこちらから閲覧できます(PDF:637KB)。

第21回例会・2012年度総会
2012年5月12日(土)(小樽商科大学札幌サテライト教室[紀伊国屋書店3階])

14時00分〜14時30分
2012年度サハリン・樺太史研究会総会

第21回サハリン・樺太史研究会例会

14時30分〜16時00分
熊野聰(名古屋大学名誉教授)
「国家形成期の北欧王権:共同体の形態論とのかかわりで」

16時15分〜17時45分
白石英才(札幌学院大学准教授)
「ニヴフ語音声資料」

18時30分〜 懇親会

主催:サハリン・樺太史研究会
共催:北海道大学GCOE「境界研究の拠点形成」、科学研究費補助金(基盤B)「19〜20世紀北東アジアのなかのサハリン・樺太」、科学研究費補助金(基盤B)「国境の植民地サハリン(樺太)島の近代史:戦争・国家・地域



第22回例会・書評会

書評会

2012年8月18日(土)
北海道大学人文社会科学総合教育研究棟(W棟)201教室

14:00 〜 17:00
対象書:今西一編『北東アジアのコリアン・ディアスポラ:サハリン・樺太を中心に』
評者:水野直樹(京都大学)、半谷史郎(愛知県立大学)

第22回サハリン・樺太史研究会例会
2012年8月19日(日)
北海道大学人文社会科学総合教育研究棟(W棟)309教室

第1セッション 10:00 〜 12:30
原暉之(北海道大学名誉教授)
「ロシアの大戦・内戦とウラジオストクの日本人居留民」
庵逧由香(立命館大学)
「朝鮮における帝国在郷軍人会」

昼食 12:30 〜 13:30

第2セッション 13:30 〜 16:00
橋谷弘(東京経済大学)
「日本の植民地支配と都市形成:樺太を視野に入れながら」
井澗裕(北海道大学)
「帝国日本と北方都市:北海道と樺太」

*告知ポスターはこちらから閲覧できます(PDF:1.2MB)。

第23回例会
2012年12月8日(土)
北海道大学人文社会科学総合教育研究棟(W棟)202教室

第1セッション 14:00 〜 15:20
井上紘一(北海道大学名誉教授)
「訳書コンスタンチン・ガポネンコ『樺太・瑞穂村の悲劇』をめぐって」
コメンテータ:天野尚樹

第2セッション 15:30〜16:50
舟川はるひ(来日ロシア人研究会)
「ウラジオストク総領事館員拘禁事件の真相を追いかけて」
コメンテータ:原暉之

第3セッション 17:00〜18:20
シェリル・コラード(米国ペパーダイン大学准教授)
「太古以来のロシア?:1849〜1855年アムール調査期のサハリン観を検証する」
※報告は英語、質疑応答は通訳付き、日本語訳テキストあり

*告知ポスターはこちらから閲覧できます(PDF:285KB)。

第24回例会
2013年1月26日(土)14:00開始
北海道大学人文社会科学総合教育研究棟(W棟)201教室

14:00~15:30
小山内道子(来日ロシア人研究会)
「北サハリンにおける生活イメージを求めて(〜1930年代)
:大鵬の異母定姉 ニーナ・サゾーノヴァの人生に見る歴史の軌跡」

15:40〜17:10
加藤絢子(九州大学大学院)
「樺太国境地帯の警備と出入管理:1939年 国境取締法施行後を中心に」

17:30〜 懇親会

*告知ポスターはこちらから閲覧できます(PDF:95KB)。

第25回例会

2013年5月25日(土)14:00開始
北海道大学人文社会科学総合教育研究棟(W棟)201教室

木村由美(札幌市文化資料室)
「戦後樺太からの引揚者と北海道」

【合評会】
三木理史『移住型植民地樺太の形成』(塙書房、2012年))

第26回例会

2013年6月20日(木)16:30開始
北海道大学スラブ研究センター4階小会議室(401号室)

2013620日(木)16301800
北海道大学スラブ研究センター4階小会議室(401室)
映像資料:「樺太の原住民」
映像提供者:大矢京右(市立函館博物館)

第27回例会

2013年8月26日(月)
北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟W309


14:00〜16:00 書評会
書籍:玄武岩『コリアン・ネットワーク ―メディア・移動の歴史と空間』(北海道大学出版会、2013年)
評者:池直美(北海道大学公共政策大学院講師)
    小坂みゆき(北海道大学大学院文学研究科専門研究員

16:15〜18:00 研究報告
中本健司(北海道大学文学研究科修士課程修了)
「北洋漁業における自由出漁と対露交渉」

*告知ポスターはこちらから閲覧できます(PDF:367KB)。

第28回例会(国際シンポジウム)
「日ソ戦争後サハリン島・クリル諸島における引揚と移住


2013年10月12日(土)・13日(日)
北海道大学人文社会科学総合教育研究棟(W棟)409室


第1日 10月12日(土) 14:00 開会

14:30〜16:00 第1セッション
キム・インナ(国立サンクトペテルブルグ中央文書館)
「戦後初期における南サハリンおよびカリーニングラード州のソ連移住政策」
(コメンテーター:天野尚樹[北海道情報大学])

16:15〜17:45 第2セッション
ディン・ユリア(高麗大学校)
「第二次大戦後南サハリンおよびクリル諸島からの朝鮮人帰還問題」
(コメンテーター:池直美[北海道大学])

18:00〜18:30 ビデオ上映「サハリンからの声:北方先住民族の戦後」(藤野知明制作)
19:00〜 懇親会

第2日 10月13日(日)

10:00〜11:30 第3セッション
エレーナ・サヴェリエヴァ(サハリン州文化局)
「南サハリンおよびクリル諸島における民政史(1945〜1947年)」
(コメンテーター:中山大将[北海道大学])

11:30〜12:30 総括ラウンドテーブル
キム・インナ、ディン・ユリア、エレーナ・サヴェリエヴァ、浅野豊美(中京大学)、田村将人(札幌大学)

午後 エクスカーション:小樽市総合博物館「ロシアが見たアイヌ文化」見学

使用言語:報告はロシア語(通訳なし、ただし報告テキスト日本語訳あり)、質疑応答は通訳つき
主催:科学研究費補助金「帝国日本の移動と動員」(研究代表:今西一小樽商科大学特任教授)
   科学研究費補助金「サハリン(樺太)島における戦争と境界変動の現代史」
  (研究代表:原暉之北海道大学名誉教授)
共催:サハリン・樺太史研究会

*告知ポスターはこちらから閲覧できます(PDF:279KB)。


第29回例会  博物館と国境標石

2014年1月25日(土)
北海道大学人文社会科学総合教育研究棟(W棟)202室

書評会 13:30〜15:30 
書籍:
舟山廣治編著『樺太庁博物館の歴史』(北海道北方博物館交流協会、2013年)
評者:
池田裕子(稚内北星学園大学)
(「樺太庁師範学校における樺太史教育」『日本の教育史学』第52号、2009年など)
田村将人(札幌大学)
(「サハリン先住民族ウイルタおよびニヴフの戦後・冷戦期の去就」蘭信三編著『帝国以後の人の移動』勉誠出版、2013年など)

休憩 15:30〜16:00

研究報告 16:00〜17:30
報告者:
相原秀起(北海道新聞社)
「北緯50度 国境線に立つ」
(「国境標石物語」岩下明裕編『別冊環19 日本の「国境問題」:現場から考える、2012年
『新サハリン探検記 : 間宮林蔵の道を行く』社会評論社、1997年、など。)

・書評会には編著者陣も参加予定です。
・研究報告では写真・映像の映示を予定しています。
・参加資格や参加費等はございませんので、どなたでもご参加いただけます。

告知ポスターはこちらからダウンロードできます(PDF:530KB)

第30回例会 文化活動と脱出・引揚者

2014年6月28日(土)
札幌大学


展示会観覧会
13:00-13:20 札幌大学2号館地階2003室「札幌大学埋蔵文化財展示室」
展示:道北地区博物館等連絡協議会巡回展 「樺太―知られざる北の国境―」
    http://www.sapporo-u.ac.jp/news/topics/2014/0526175514.html
案内:田村将人 (札幌大学)

書評会
13:30-14:45 6号館1階 6102教室
論文@:ジョナサン・ブル著(天野尚樹訳) 「「樺太引揚者」像の創出」『北海道・東北史研究』第9号、2014年
論文A:木村由美「「脱出」という引揚げの一方法−樺太から北海道へ」『北海道・東北史研究』第9号、2014年

評者:天野尚樹    (北海道情報大学)
    ジョナサン・ブル(北海道大学法学研究科)
    木村由美    (札幌市公文書館)

研究報告会
15:00-16:30 6号館1階 6102教室
報告者:鈴木仁 (北海道大学大学院文学研究科)
論 題:樺太における文化活動―「郷土史」への取り組みを中心として
評 者:池田裕子(東海大学札幌教養教育センター)

総会
16:30-16:45 6号館1階 6102教室

告知ポスターはこちらからダウンロードできます(PDF:369KB)


第31回例会 (共同特別研究会)

2014年11月1日(土)
北海道スラブ・ユーラシア研究センター大会議室(4階403号室)


特別研究会「北サハリンの歴史と現在:村上隆没後10年を記念して」

主 催: スラブ・ユーラシア研究センター,サハリン樺太史研究会,科研費プロジェクト「サハリン(樺太)島における戦争と境界変動の現代史」(研究代表者:原暉之),京都大学地域研究センター共同利用・共同研究拠点プログラム公募プロジェクト「20世紀前半のサハリン島に関する歴史的記憶」(研究代表者:兎内勇津流)

第T部(13:30-15:30) 研究報告会
司 会: 兎内勇津流(SRC)

エドワルド・バールィシェフ(筑波大学)
「北部サハリンと『イワン・スタヘーエフ商会』の実業活動(1915〜1925年)」

寺島敏治(元釧路市史編纂事務局・地方史研究協議会)
「岡栄『サガレン日記』に見るオハ: 1934-1936」

第U部(15:45-17:30) ラウンドテーブル
「村上隆著『北樺太石油コンセッション1925-1944』をめぐって」
司 会: 田畑伸一郎(SRC)

原暉之(北大名誉教授)
天野尚樹(SRC)
白木沢旭児(北大文学研究科)

※研究会終了後,会場隣のスペースで懇親会を予定しています(参加費:一般2000円,院生1000円)。

出欠の連絡は不要です。多くの皆様のご参加を歓迎します。

連絡先: 田畑 shin<at>slav.hokudai.ac.jp (<at>を@に変換してご連絡ください)


第32回例会

2014年12月13日(土)13:30〜16:30
函館市地域交流まちづくりセンター 2階フリースペース


戦後のサハリンで半世紀以上にわたって暮らし、2003年に永住帰国し、現在函館で暮らす淡中さんをお招きし、北大を中心としたサハリン樺太史研究者も交え、戦後サハリンと日ロ交流をふりかえります。

座談会「戦後サハリンと日ロ交流をふりかえる」
倉田有佳(ロシア極東連邦総合 大学函館校 准教授)
井澗裕 (北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター 学術研究員)
中山大将(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター 日本学術振興会特別研究員PD)

休憩・質問票回収

質疑応答・自由討論

共催:函館日ロ交流史研究会

第33回例会

2015年3月14日(土) 
北海道大学人文社会科学総合教育研究棟W201室


研究報告会 13:30〜15:00
報告者:工藤信彦(『わが内なる樺太』石風社、2008年)
論  題:明治40年8月実施 東京地学協会主催「樺太巡検旅行」のこと

書 評 会 15:15〜17:00
書 籍:中山大将『亜寒帯植民地樺太の移民社会形成』京都大学学術出版会、 2014年
評 者:白木沢旭児 (北海道大学)
    三木理史   (奈良大学)

・案内はこちらからダウンロードできます(PDF:362KB)。

第34回例会 

2015年6月21日(日)
札幌大学6号館1階6102号教室


@第1部・13:00〜15:00
原画展見学 【2号館地下 埋蔵文化財展示室】

「自伝『オホーツクの灯り 樺太、先祖からの村に生まれて』を出版して」
話し手:安部洋子氏(樺太富内村落帆出身)
聞き手:田村将人氏(札幌大学)

A第2部15:00〜16:30
「小樽に遺された樺太の記憶・記録〜小樽市総合博物館所蔵資料から〜」
菅原慶郎氏(小樽市総合博物館)

B総会16:40〜17:00

共催:札幌大学埋蔵文化財展示室

*案内はこちらからダウンロードできます。(PDF:538KB)。

第35回例会  

2015年11月1日(日)
北海道大学人文社会科学総合研究教育棟W201


国際シンポジウム ソ連占領地域の抑留史

第1セッション
「ソ連抑留:大陸と南樺太の比較」 富田武(成蹊大学名誉教授)
 コメンテーター:中山大将(京都大学)
 司会:天野尚樹(北海道大学)

第2セッション
「サハリン・オハ地域の石油開発と捕虜収容所」 松井憲明(元釧路公立大学教授)
 コメンテーター:天野尚樹(北海道大学)
 司会:白木沢旭児(北海道大学)

第3セッション
「ソ連抑留者の生活を物語る2種類の史料:抑留下の絵画と帰還後の絵画の対比」
エリザ = バイル・グチノヴァ(ロシア科学アカデミー民族学人類学研究所)
 コメンテーター:スヴェトラーナ・パイチャゼ(北海道大学)
 司会:原暉之(北海道大学名誉教授)

総合討論:14:00〜14:30
 司会:天野尚樹(北海道大学)

*当初予定していた第4セッションは関係者の都合により急遽中止となった。

主催:サハリン・樺太史研究会
共催:科学研究費補助金(基盤B)「サハリン(樺太)島における境界変動の現代史」(研究代表:原暉之)

*ポスターはこちらからダウンロードできます。(PDF: 309KB

第36回例会

合同研究会「塩出浩之『越境者の政治史』をめぐって」

日時:2015年12月12日(土)
場所:北海道大学人文社会科学総合研究教育棟W201

第1部 14:00〜15:30
報告者
塩出浩之(琉球大学)
浅野豊美(早稲田大学)
柴田陽一(京都大学)
天野尚樹(北海道大学)

15:30〜15:45 休憩

第2部 15:45〜18:00
総合討論


主催:
サハリン・樺太史研究会
科学研究費基盤研究(A)「比較植民地史:近代帝国の周縁地域・植民地統治と相互認識の比較研究」

*ポスターはこちらからダウンロードできます。(PDF: 390KB

第37回例会

日時:3月13日(日)
会場:北海道大学 スラブ・ユーラシア研究センター大会議室

報告1
「榎本武揚と樺太千島交換条約」 醍醐龍馬氏(日本学術振興会特別研究員)
 コメント:原暉之氏(北海道大学名誉教授)

報告2
「樺太における国内植民地の形成」 天野尚樹氏(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター)
 コメント:竹野学氏(北海商科大学)

*案内はこちらからダウンロードできます。(PDF:396KB

第38回例会

日時:2016年5月21日(土) 14:00〜17:30
場所:北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟W201室

報告1:
「シベリア出兵における日本海軍水路部の「内密」測量について」小林瑞穂(明治大学)

報告2:
「第二次大戦期サハリン島海域の航行問題」兎内勇津流(北海道大学)

*案内はこちらからダウンロードできます。(PDF:239KB

第39回例会

シンポジウム「1920年代の北サハリン−出兵・占領・油田開発」

日時:2016年8月26日(金) 10:00〜17:15
場所:北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟(W棟)2階 W201室


第一部 10:00〜12:30
報告1 10:00〜11:15
「1920年初夏における北サハリン石油利権交渉:アメリカの非公式の政策の展開」
 伊丹明彦氏(京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程単位取得退学)
報告2 11:15〜12:30
「1920年代後半のソ連北サハリン政策:コンセッションとトラスト・サハリンネフチの創設」            藤本健太朗氏(京都大学大学院文学研究科博士課程)
司会 中山大将(京都大学地域研究統合情報センター)

第二部 13:30〜17:15
報告3 13:30〜14:45
「尼港事件:どのような事件だったのか」
 井竿富雄氏(山口県立大学)
報告4 14:45〜16:00
「日本軍の保障占領末期に北樺太から日本に避難したロシア人:1924年−1925年 」
 倉田有佳氏(ロシア極東連邦総合大学函館校)
司会 天野尚樹(山形大学人文学部)

総合討論 16:15〜17:15
司会 天野尚樹(山形大学人文学部)

サハリン・樺太史研究会総会 17:15〜17:45

主催:サハリン・樺太史研究会
共催:京都大学地域研究統合情報センター、科学研究費補助金挑戦的萌芽研究「境界地域史への地域情報学活用:サハリン島ミクロ歴史情報データベースの構築と応用」(研究代表:中山大将)、科学研究費補助金基盤(B)「サハリン(樺太)島における戦争と境界変動の現代史」(研究代表:原暉之)

*例会情報のビジュアル版はこちらです。(PDF: 303KB


第40回例会

北洋漁業の世界:最新の研究成果を読む

日時:2016年11月19日(土) 13:30〜17:00
場所:北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター大会議室(4階)

書評:神長英輔著『「北洋」の誕生:場と人と物語』
評者:植田展大(東京大学大学院博士課程)

書評:荻野富士夫著『北洋漁業と海軍:「沈黙ノ威圧」と「国益」』
評者:小林瑞穂(明治大学)

*著者の神長英輔氏、荻野富士夫氏も来られます。
*神長英輔著『「北洋」の誕生−場と人と物語−』成文社、2014年、3,500円+税
*荻野富士夫著『北洋漁業と海軍−「沈黙ノ威圧」と「国益」をめぐって−」』校倉書房、2016年、6,000円+税

主催: サハリン・樺太史研究会
共催: 科学研究費補助金基盤(B)「サハリン(樺太)島における戦争と境界変動の現代史」(研究代表 原暉之)

*ヴィジュアル版はこちらからDLできます。(PDF:272KB



第41回例会

樺太の〈戦後〉史研究の到達点と課題

日時:2016年12月10日(土) 午後13:00〜17:30
場所:北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟(W棟)2階 W201室

司会:田村将人(東京国立博物館)

第1部 樺太引揚げ

趣旨説明
 中山大将(京都大学)

「1945年前後における南樺太の人口移動:戦時期から引揚げまで」
 竹野学(北海商科大学)

「樺太からの「脱出」と、戦後北海道における引揚者」
 木村由美(藤女子中学・高等学校 非常勤職員)

「樺太からの引揚げ:函館引揚援護局の資料からの検討」
 ジョナサン・ブル(北海道大学)

第2部 サハリン残留・帰国

「サハリンにおける旧樺太住民の残留と帰国」
 中山大将(京都大学)

「サハリン帰国者のトランスナショナルアイデンティティ形成:2〜3世を中心に」
 スヴェトラーナ・パイチャゼ(北海道大学)

総合討論 16:50〜17:30

*案内はこちらからDLできます。 ビジュアル版(PDF:334KB) テキスト版(PDF:89KB)


第42回例会

日時:2017年7月22日(土) 14:00〜17:00(*総会 17:10〜17:30)
場所:北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟(W棟)2階 W201室

「日本領期の樺太における温泉開発と樺太島民」
 池田貴夫(北海道博物館)

「東京地学協会の政治基盤と榎本武揚:樺太放棄論からアジア主義の形成へ」
 武藤三代平(北海道大学大学院文学研究科専門研究員)

*案内はこちらからDLできます。 ビジュアル版(PDF:513B)


第43回例会

日時:2017年10月28日(土) 午後14:00〜17:30
場所:北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟(W棟)2階 W201室

書評会:原暉之・天野尚樹編著『樺太四〇年の歴史:四〇万人の故郷』
    (
一般社団法人全国樺太連盟、2017年、2,000円[税込])


報告者:塩出浩之(琉球大学)
    竹野 学(北海商科大学)
    山田伸一(北海道博物館)

著者全員参加(原暉之 天野尚樹 三木理史 中山大将)

*PDF版の案内はこちらです(PDF:479KB)。


第44回例会

日時:2017年10月31日(火) 午後18:30〜
場所:北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟(W棟)2階 W201室

「樺太の気象観測史」
山本晴彦(山口大学)

*PDF版の案内はこちらです(PDF:513KB)。


第45回例会

日時:2017年12月2日(土) 午後14:00〜17:00
場所:北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟(W棟)2階 W201室

「知取協定と樺太における戦争の終結」
ニコライ・ヴィシュネフスキー(元・サハリン州郷土博物館館長)

通訳:小山内道子

コメンテーター:天野尚樹(山形大学)

主催:サハリン・樺太史研究会
共催:科研:基盤究(科研:基盤究(A)「日ソ戦争および後の引揚・抑留に関する総合的研究」
   北海道大学院文研究科方教育センター

*PDF版の案内はこちらです(PDF:389KB)。


第46回例会

日時:2月10日(土)14:00〜17:30
場所:北海道大学 スラブ・ユーラシア研究センター 4階 大会議室(403)

報告

「忘れられた樺太島民‐豊原空襲の死没者」
尾形芳秀(樺太郷土史研究会/全国樺太連盟)

「サハリンにおける日本人慰霊碑等の由来と現状:2016年現地調査報告」
中山大将(京都大学/NPO法人日本サハリン協会)

共催:科研基盤研究(A)「日ソ戦争および戦後の引揚・抑留に関する総合的研究」
   北海道大学大学院文学研究科北方研究教育センター

*案内はこちらからDLできます(PDF:468KB)


第47回例会

日時:2月24日(土)14:00〜17:30
場所:北海道大学 スラブ・ユーラシア研究センター 4階大会議室(403)

報告
「「ロシアパン」と樺太残留ロシア人―明治末の東京での「ロッシャパン」ブームから戦前の樺太まで」
倉田有佳(ロシア極東連邦総合大学函館校准教授)

「樺太の土工部屋と樺太産業が土工部屋に及ぼした影響(仮)」
大藤寛之(札幌大学大学院文化学研究科)

*案内はこちらからDLできます(PDF:418KB)


第48回例会

日時:5月12日(土)14:00〜18:00
場所:北海道大学人文社会科学総合教育研究棟2階 W201室

書評会:藤村建雄著『知られざる本土決戦南樺太終戦史 : 日本領南樺太十七日間の戦争』潮書房光人社、2017年
評 者:白木沢旭児(北海道大学)
    鈴木仁(北海道大学大学院)

17:30〜18:00 総会

共催 基盤研究(A)「日ソ戦争および後の引揚・抑留に関する総合的研究」

*案内はこちらからDLできます(PDF:457KB)


第49回例会

日時:6月23日(土)14:00〜17:30
場所:北海道大学文系6番教室(軍艦講堂)

報告:

「米国Lend-Lease武器貸与法とソ連の千島上陸作戦
 :米ソ?のProject Zebra, Operation Milepost, Project Hula概要―」
佐々木洋(札幌学院大学名誉教授)

「第二次世界大戦期の千島列島の日本軍」
黒岩幸子(岩手県立大学)

共催:NPO法人ロシア極東研

*ポスターはポスターはこちらからDLできます(PDF:878KB)。


第50回例会

日時:9月15日(土) 14:00〜17:30
会場:北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター大会議室(4階)

報告:

「幕末にカラフトを調査した人々」
 高木崇世芝

“Karafuto Repatriates and the Work of the Hakodate Regional Repatriation Centre, 1945-50”
 (1945-50年における樺太引揚者と函館引揚援護局の活動について)
 Jonathan Bull(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター)
 ※英語による報告、日本語訳の資料配布、質疑応答は日本語。

 共催 北海道大学大学院文学研究科北方研究教育センター

*ポスターはこちら(PDF:471KB)


第51回例会

日時:10月13日(土) 14:00〜17:30
場所:北海道大学人文社会科学総合教育研究棟2階 W202室

書評:今西一・飯塚一幸編『帝国日本の移動と動員』(大阪大学出版会、2018年、5,800円+税)
著者:今西一、飯塚一幸、石川亮太、中村平、天野尚樹、三木理史、石原俊、水谷清佳、井澗裕、広瀬玲子、玄武岩。

評者:白木沢旭児(北海道大学)
   中山大将(京都大学)
司会:池田裕子(東海大学札幌キャンパス)


共催:科学研究費補助金基盤研究(A)「日ソ戦争および戦後の引揚・抑留に関する総合的研究」

*ポスターはこちら(PDF:693KB)


第52回例会

サハリン樺太史研究会10周年シンポジウム「世界におけるサハリン樺太史研究」
日 時:2018年12月1日(土)10:00〜17:30
会 場:北海道大学人文社会科学総合教育研究棟2階 W202室
登壇者:東俊佑(北海道博物館)
    「日本における前近代サハリン・樺太史研究の動向:1264-1867」
    竹野学(北海学園大学)
     「日本における近代サハリン・樺太史研究の動向 その1」
    池田裕子(東海大学札幌キャンパス)
    「日本における近代サハリン・樺太史研究の動向 その2」

    ディン・ユリア(サハリン州郷土博物館)(ロシア語圏)
    ≪Основные направления изучения истории Сахалина и Курильских островов
     в России в постсоветский период≫
     (ポストソ連期ロシアにおけるサハリンおよびクリルの主要な歴史研究)*日本語訳配布
    韓恵仁(成均館大学校)
     「韓国におけるサハリン関連調査及び研究動向」
    ジョナサン・ブル(北海道大学)
     "Recent work in the English language historiography of Sakhalin/Karafuto"*日本語訳配布
    中山大将(京都大学)
     「中国語圏におけるサハリン樺太史研究:庫頁島中国固有領土論・山丹貿易・日本帝国植民地」
    中山大将(京都大学)
     「サハリン/樺太史研究DB(データベース)について:個人作成資料目録の統合と活用」

共催:
科学研究費補助金基盤研究(A)「日ソ戦争および戦後の引揚・抑留に関する総合的研究」
学術研究助成基金助成金(挑戦的萌芽研究)「境界地域史への地域情報学活用
                     :サハリン島ミクロ歴史情報データベースの構築と応用」
*ポスター(暫定)はこちら(PDF:473KB)。


第53回例会
「引揚者在外事実調査票研究:樺太引揚者を戦後日本に位置付ける」
日 時:2019年3月2日(土) 14:00〜17:30
会 場:北海道大学人文社会科学総合教育研究棟2階 W202室

研究報告 14:00〜16:00

報告者:
西崎純代(立命館大学)「第二次世界大戦後における引揚者の職業体験
            :茨城県、神奈川県、広島県の引揚者在外事実調査票分析」
木村由美(北海道大学)「引揚者在外事実調査票の分析にみる樺太大泊町の引揚げ」

討論   16:10〜17:30 

討論者:ジョナサン・ブル(北海道大学)、竹野学(北海商科大学)、スティーブン・アイビングス(京都大学)

司会:中山大将(京都大学)

共催:
学術研究助成基金助成金(挑戦的萌芽研究)「境界地域史への地域情報学活用
                     :サハリン島ミクロ歴史情報データベースの構築と応用」
科学研究費補助金(基盤研究B)「欧州・北東アジア境界変動地域での住民間葛藤と
                相互作用に関わる社会的力学の解明 」
北海道大学大学院文学研究科北方研究教育センター

*ポスターはこちら(PDF: 533KB)


第54回例会 総会
日 時:2019年6月29日(土) 14:00〜17:00
会 場:北海道大学人文社会科学総合教育研究棟2階 W202室

総会

報告者:
兎内勇津流(北海道大学)「尼港事件はどのようにして起こったか: 三月とその前後」(仮)
天野尚樹(山形大学)「北サハリン占領:意図・実態・国際環境」


第55回例会(釧路開催)
日 時:2019年9月15日(日) 14:00〜18:00
会 場:釧路市中央図書館・釧路文学館(釧路市北大通10丁目2−1新釧路道銀ビル内)

14:00〜14:45 文学館展示見学(図書館6階)

15:00〜18:00 研究報告(3階会議室)  
鈴木仁「樺太時代の荒沢勝太郎:「樺太文学史」執筆の背景」
井澗裕「樺太庁長官大津敏男は なぜ逮捕されたのか:国民義勇隊とソ連の占領統治」

*16日(月・祝日)は、釧路市立博物館、旧太平洋炭礦炭鉱展示館の見学会を実施。


第56回例会
日時:2019年11月2日(土) 14:00〜17:30
会場:北海道大学人文社会科学総合教育研究棟2階W202室?

書評:中山大将『サハリン残留日本人と戦後日本::樺太住民の境界地域史』(国際書院、2019年、3,500円+税)?
?
評者:浅野慎一(神戸大学)?
   外村 大(東京大学)?
?
共催:
北海道大学大学院文学研究院北方研究教育センター
新学術領域研究(研究領域提案型)「市民による歴史問題の和解をめぐる活動とその可能性についての研究」?

*対象書の出版社のページはこちらです。
*対象書の著者による紹介ページはこちらです。
*ポスターはこちらです。


第57回例会
日時:2019年12月21日(土) 14:00〜18:00
会場:北海道大学人文社会科学総合教育研究棟2階W202室?

研究報告:
佐々木貴文(北海道大学大学院水産科学研究院)
「国策と漁業−北の海を目指した近代日本の若者たち−」

小岩信竹(東京海洋大学名誉教授)
「日本統治下の樺太における漁業制度の変遷とその特質」

共催: 政治経済学・経済史学会北海道部会
   科学研究費基盤研究(A)「日ソ戦争および戦後の引揚・抑留に関する総合的研究」
*ポスターはこちら(PDF:558KB)

第58回例会(共催)
「樺太における日ソ戦争終結と知取協定について」
日時:2020年12月19日(土) 14:00〜16:00
場所: 北海道大学学術交流会館第三会議室およびZoom

講師:小山内道子(翻訳家)
コメンテーター:白木沢旭児(北海道大学)
*ニコライ・ヴィシネフスキー著、小山内道子訳、白木沢旭児解説『樺太における日ソ戦争の終結 知取協定』(御茶の水書房,2020年8月)の内容について報告します。

主催:NPO法人ロシア極東研
共催:サハリン・樺太史研究会
   北海道大学大学院文学研究院北方研究教育センター

第59回例会
日時:2022年3月5日(土)14:00?17:30
場所:zoomによるオンライン方式

研究報告:
湯山英子(北海道大学)「第二次世界大戦後ベトナムからの「引揚げ」と「残留」」
兎内勇津流(北海道大学)「イヴァン・クヴァチ(1908?1978)の写真に見る南サハリン、1946年10月」

*ポスターはこちら(PDF:643)

第60回例会
日時:2022年06月11日(土)14:00〜16:30
場所:zoomによるオンライン方式

例会 14:00?16:00

報告「帝国日本の植民地と樺太にみるいけ花、茶の湯、礼儀作法:高等女学校、博覧会、『樺太日日新聞』を中心に」
報告者 小林善帆(立命館大学客員研究員、博士(学術)立命館大学論文博士、博士(文学)名古屋大学)

総会 16:00?16:30

*ポスターはこちら(PDF:651)

第61回例会
日時:2022年08月20日(土)14:00〜16:30
場所:zoomによるオンライン方式

研究報告:
白木澤涼子(北海道大学)「樺太は1918年制定共通法でなぜ「内地」とされたのか:大日本帝国憲法「日本臣民」・戸籍・徴兵令(兵役法)・衆議院議員選挙法・地方制度から」

李俊榮(北海道大学)「樺太における朝鮮人の葛藤と交渉の歴史:朴炳一の活動を中心に」
評者:中山大将(釧路公立大学)

共催:科学研究費助成事業基盤研究(C)「韓国の安山市におけるサハリン帰国者のホスト社会への適応問題: 若い世代を中心に」

*ポスターはこちら(PDF:641)

第62回例会
日時:2022年09月17日(土)14:00〜17:30
場所:zoomによるオンライン方式

研究報告:
加藤絢子(九州大学)
「帝国法制秩序と樺太先住民:植民地法における「日本国民」の定義」

ヴィクトリア・アントネンコ(北海道大学)
「第二次世界大戦後のサハリン(樺太)からの日本人の引揚げにおけるソ連税関の役割」

*ポスターはこちら(PDF:468KB)

第63回例会
日時:2022年12月17日(土)14:00〜17:30
場所:zoomによるオンライン方式

書評:富田武著『日ソ戦争 南樺太・千島の攻防:領土問題の起源を考える』

評者:黒岩幸子(岩手県立大学)
コメンテーター:井澗裕(北海道大学)

*富田武『『日ソ戦争 南樺太・千島の攻防:領土問題の起源を考える』みすず書房、2022年

*ポスターはこちら(PDF:801KB)

第64回例会
日時:2023年02月18日(土)14:00〜17:30
場所:zoomによるオンライン方式

三木理史(奈良大学)
「対樺太輸送経路の形成と稚内の港湾都市誌 宗谷(本)線と鉄道省稚泊航路の形成をめぐって」

清水聡(開智国際大学)
「1950年代の国際政治と「スターリン・ノート」 講和問題をめぐる「グローバル・リンケージ」」

*ポスターはこちら(PDF:415KB)

第65回例会
日時:2023年03月26日(日)14:00〜17:30
場所:zoomによるオンライン方式

竹野学(北海商科大学)
「池田善長(著)『秘 昭和十八年度 樺太ニ於ケル農業技術水準並ニ其ノ発展ニ関スル調査報告書』について」

中山大将(釧路公立大学)
「工藤信彦『樺太覚書』の概要と意義」

主催 サハリン樺太史研究会
共催 人間文化研究機構グローバル地域研究推進事業「東ユーラシア研究」
   北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター拠点
   日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(B)「冷戦期の日韓の歴史問題と越境的市民運動の研究」
   (研究課題番号:22H00693)

*ポスターはこちらです(PDF:667KB)。
*『樺太覚書』 PDF 版:北海道大学HUSCAPで公開(http://hdl.handle.net/2115/87292
*『樺太覚書』製本版:北海道立図書館で閲覧可(今後、北海道大学附属図書館等でも閲覧可能の見込み)。

第66回例会
日時:2023年04月15日(土)14:00〜17:00
場所:zoomによるオンライン方式

須川忠輝(三重大学人文学部専任講師)
「樺太における地方制度の制度設計」

高橋亮一(國學院大學大学院文学研究科博士後期課程)
「樺太海豹島におけるラッコ・オットセイ猟業の展開」

主催 サハリン樺太史研究会
共催 日露関係史研究会、日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(B)
   「日露国境の変遷とその影響に関する学際的研究ー『歴史国境学』創出への挑戦ー」(研究代表者:醍醐龍馬)

*ポスターはこちら(PDF:536KB)からダウンロードできます。

第67回例会
日時:2023年09月16日(土)14:00〜17:30 (総会 17:30〜18:00)
場所:北海道大学人文社会科学総合教育研究棟(W棟) W202室
   およびzoomによるオンライン方式

書評会
原 暉之・兎内勇津流・竹野 学・池田裕子編著
『日本帝国の膨張と縮小 ? シベリア出兵とサハリン・樺太 』北海道大学出版会、2023年
*出版社Webサイトは、こちら

評者 小林瑞穂(京都女子大学
   塩出浩之(京都大学)

主催 サハリン樺太史研究会

*ポスターはこちら(PDF:441KB)からダウンロードできます。

第68回例会

日時:2023年12月02日(土)14:00?17:30
場所:Zoomによるオンライン方式

楊素霞(台湾国立政治大学)
「樺太植民地統治体制の構築:原敬の政策論を中心として」

劉淑如(台湾国立宜蘭大学)
「長見義三『シシャムの教え』について」

主催:サハリン樺太史研究会

*ポスターはこちら(PDF:420KB)

第69回例会

日時:2024年02月17日(土)14:00?17:00
場所:北海道大学人文社会科学総合教育研究棟( W 棟) W202 室
   およびZoomによるオンライン方式

書評会:
日ソ戦争史研究会編『日ソ戦争史の研究』(勉誠出版、2024年)
出版社サイト

評者:藤村建雄(北海道大学大学院)
   木村聡 (別府大学)

主催 サハリン・樺太史研究会

*ポスターはこちら(PDF:500KB)

第70回例会

日時 2024年3月23日(土)14:00?17:00     
会場 北海道大学 スラブ・ユーラシア研究センター大会議室(403) 
   およびZoomによるオンライン方式

平井健文 (北海道教育大函館校) 「樺太の炭鉱労働者の再就業プロセスに見る複層化された移動」

石子智康 (北海道博物館) 「樺太庁警察部の成立と展開」

主催 サハリン・樺太史研究会

*ポスターはこちら(PDF:617KB)

第71回例会

日時 2024年7月13日(土)14:00?17:20     
会場 北海道大学 スラブ・ユーラシア研究センター大会議室(403) 
   およびZoomによるオンライン方式

井出晃憲(「合同会社浅間山文庫」代表)
「メディアが映す日本統治下の樺太観光?「オタスの杜」先住民観光をめぐる言説を中心に」

木村由美(北海道大学文学研究院専門研究員)
「樺太からの引揚者と戦後北海道」(仮)

総会
*ポスターはこちら(PDF:423KB)

サハリン樺太史研究会

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